忘れられた巨人 カズオイシグロ
今朝の朝日新聞だったかに、カズオ イシグロの話題が出ていた。彼の想像力が凄いという話。全然関係ないような人物のリアリティは人の心を思いやる力があるからか?的な話。その記事を書いた人が数年前、彼と一緒にいた時に、目の前で転んだ人がいて、気がついたらカズオ イシグロが既にその人を助け起こしていた、というような逸話。
それを読んだら無性に、彼の小説が読みたくなった。本当は新刊が読みたかったんだけれども、(そうだ、その新聞記事は新刊の話だった。)図書館の本はリクエスト64人待ち。
買っても良いのだけれど、とりあえず図書館にあるやつを先に読んでから、と思った。
「日の名残り」と、「私を離さないで」はDVDで見た。悪くなかった。
それで茅ヶ崎の図書館にギリギリ6時半頃行って「忘れられた巨人」を借りてきた。ついでに中野信子の本をありったけ予約入れていたのがごそっときた。
でもこの頃の気分は、小説。先日娘に「推し燃ゆ」をねだられて買った。先にその日に読んだ。まぁ、面白かった。
小説いいなぁ、大好きなのに、いつもおあずけにしてるなぁ、と思った。
何の役にも立たない実用書ばかり読んでいる。
小説読みたい時に読まないと、その、盛り上がりがなくなってしまうので、勿体無いので図書館にダッシュ。
さっき読み始めた。これは面白い予感がする。好きになれる予感がする。
ちなみに好きな小説家はジョン アーヴィング!もう何年も読んでない。。。
カズオ イシグロ、見た目も好きなんだよなぁ。。。。多分、ハマる。
なんで家族を続けるの?
立ち読みババア的には、この本は立ち読みで済ませたかった。しかし、アレハンドロ ホドロフスキーについて知った事は大収穫。立ち読みだとネットで後で検索しようにも名前が覚えられなかったであろう。
アレハンドロ ホドロフスキーの動画をちょいと見たら、ダグラス ハーディングと同じようなことを喋っていた。
こりゃ、面白い。久々、ビビッときたのでアマゾンで中古のDVDを買った。
ツタヤで借りられる映画はあることは知っていたが、こんなに素敵なアレハンドロ ホドロフスキーを今まで知らなかった事が、ちょっと嬉しい。今後の楽しみが増えたので。
さて、内田也哉子と中野信子の対談なのだからして、結局樹木希林が凄い人だっていう事が更に良くわかりまして「それに比べて自分は」とまた落ち込みそうになった。
ただでさえ、思春期娘達にサンドバッグにされている更年期の俺。早期教育資金をケチったり、愛情不足だったり、弁当作りや飯作りがズボラでだったり、周りの友達の家庭と比べて惨めなボロ貸家だったり、全てが行き当たりばったりで子育てをしてきたので仕方があるまい。
しかし、中野信子氏作の「幸せのグラフ」!!コピーして飾ります。
人と比べる事は不幸の始まり、と思ってきましたが、我が家の娘達に関しては、このグラフを見れば周りの友人達に比べて幸せの感度は良くなるであろう事が一目瞭然。素晴らしい。このグラフだけでも850円プラス税の価値あり。
ありがとうございました。